障害者の就労支援事業を行う株式会社manaby(本社:宮城県仙台市 代表取締役社長:岡﨑衛)は、就労継続支援B型事業所「manaby CREATORS」の利用者が運営するWebメディア「novalue」を公開しました。
manaby CREATORSは、「一人ひとりが自分らしく働ける社会をつくる」ことを目指すmanabyが運営する就労継続支援B型事業所(※1)です。2018年8月に仙台、2019年6月に横浜菊名に開所しました。
主な利用者は、障害や難病などさまざまな個性を持つ方で、主な作業内容は、Webメディア「novalue」のコンテンツ制作を行います。利用者はクリエイターとして、各々得意なイラストや音楽、文章で自由に表現します。外出が難しい方には在宅での就労機会を提供(※1)。パソコン初心者の方でもmanaby独自の e ラーニングによってスキルを身に付けながら、働くことができます(※2)。
(※1)雇用契約を結ばず、作業分のお金が工賃として支払われる非雇用型の就労訓練を行う福祉サービス。
(※2)通所利用が困難で、在宅による支援がやむを得ないと市区町村が判断した利用者に対して支援を提供します。在宅訓練の方には、週1回の通所面談を行います。
「novalue」とは、決して“無価値”という意味ではありません。これまで経済的に評価されてこなかった一人ひとりの個性や、そこから生み出される作品に光をあて、価値を見出していきたいという思いから「novalue」が生まれました。
従来の就労継続支援B型事業所では単純作業が多く、スキルアップを望むのが難しく個人の価値を発揮しづらい状況にありました。また平成29年度の平均工賃の月額は15,603円(時給200円程度)(※3)と、障害や病状により一般就労が難しいと判断される方は、経済的にも評価されていないのが現状です。
manaby CREATORSでは、独自のeラーニングシステムによって利用者一人ひとりのスキルアップをサポートしながら、それぞれが得意なイラストや音楽、文章を制作し、Webメディア「novalue」で公開します。これらの作品サンプルをご覧いただき、企業や個人から制作業務を受託、工賃へと反映していく仕組みです。
manabyは障害の有無に関わらず、一人ひとりの個性や才能を活かし、一人ひとりが自分らしく働ける社会をつくることを目指します。
※3 厚生労働省「平成 29 年度工賃(賃金)の実績について」より
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株式会社manaby 担当: 大坪
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