manaby新時代の幕開け!「自分らしさを科学するインターンシップ」

2021.10.27

Culture

2021年10月、manabyの新しいインターンシッププログラムが始まりました。さっそく仙台本社で行われた「自分らしさを科学するインターンシップ」の様子を、広報大坪がお伝えします。

 

自分らしく働ける社会?大丈夫、私、学生時代1㎜も考えたことありません

参加者を前に話し始めたのは、「インターンシップコーディネーター」としてmanabyにジョインした五十嵐さん。2年前の自身の就職活動について触れながら、自ら企画したプログラムの意図や進め方を参加者に説明していきます。

 

「このインターンシップを通して一人ひとりが持つ『自分らしさ』の探求を楽しむきっかけになればうれしい」
五十嵐さんの企画の原点には、自身の就活や就職を通した想いがありました。

 

ヒリヒリした社会人デビュー体験をもとに

大学3年まで13年間続けた野球を辞めていざ就活を始めた五十嵐さんは、家族の勧めもあり公務員を目指します。しかし試験勉強をしながら「何かが違う」と感じて民間企業への就活に方針転換。100社近い企業の経営者や人事担当に話を聴きにいきました。そして「こんなビジネスパーソンになりたい」と思える出会いがあり、就職を決めました。

 

中小企業向けコンサルティング会社で社会人として順調に歩みだしたはずの五十嵐さんでしたが、慣れない環境や激務の中で徐々に擦り減ってしまいます。何のために働くのかわからなくなり、ほどなくして毎日を楽しめないどころか何も感じない、うつ状態になってしまいました。

 

「自分がどう働きたいのか、自分と深く向き合わないまま走り出してしまった」

 

五十嵐さんは、自分を見つめ直しました。一度きりの人生どうしたいのか、どうしたら自分はモチベーション高くできるのか。本を読み勉強会に参加して自己分析を繰り返し、自分らしさとは何かをとことん考えました。そして、一人ひとりが尊重される環境づくりがしたい、自分らしく生きる人を増やしたいと、一念発起。起業に向けて準備を始めた矢先、学生の頃に出会ったご縁でmanabyのインターンシップを開発することになったのでした。

 

テーマは「対話(Dialog)」と「探究(Quest)」

そんな自身の経験をもとに、学生のうちから「自分らしさ」に目を向けてキャリア選択に生かしてほしいと企画したのがこのプログラム。

 

“他者との「対話」と自分自身の「探究」を通して、自分と深く向き合いその人「らしい」キャリア選択のきっかけを提供すること”を目的に、2日間にわけて開催されます。

 

Day1は、グループごとに対話型ワーク「Peace log」に取り組みました。「Peace log」とはmanabyオリジナルの造語で「安心して行える対話」を意味します。

 

そもそもmanabyが対話に注目したのは、4年ほど前のこと。代表の岡﨑は、「自分らしさ」をより探究していく会社にしたいと2016年に創業しました。急成長する組織や就労支援のあり方を思案する中、古くから親交のある若新雄純さん(慶應義塾大学特任准教授)と話すうちに「対話(Dialog)」という切り口にたどり着きます。

 

インターンシップ参加者も若新さんの講義を聞き、対話とは何か、会話や議論との違いについて学びながらワークを進めました。

 

「自分らしさは人間関係の中でつくられるものであり、その時々で変容するもの」
「日常的な対話の中から、違いや価値観が見えてくる。答えを出すのではなく、自分なりの意味を見出していくこと」
と若新さん。

 

manabyで始まった「Peace log」という取り組みは、安心して自分の考えを話し相手の話を否定せずに受け止め、違いを明確にして共有していく対話によって、「自分らしさ」の意味を見出していこうというものです。参加者はライフラインチャートとにらめっこしつつグループでの対話を繰り返し、自分と向き合う作業を行いました。Day2では、ここで学んだ対話の姿勢をベースに、自分自身とより深く向き合っていくプログラムが用意されています。

 

対話(Dialog)の時代へ

manaby社員を対象にしたアンケート調査では、「対話、ダイアローグ」という単語を入社前に聞いたことがあると回答したのは4割程度でしたが、今回学生のみなさんに聞いたところ7割近くが手を挙げました。「時代が追い付いてきた」と若新さんは笑います。参加者からは「学校では答えを出すことは教わってきたけれど、意味を探究することはしてこなかった」という感想も。

 

若新さんは「一人ひとり違うよ、一緒にしないでよ!という時代。自分らしさって一つの答えを出すことじゃないと感覚的に気付いている人は多いはず。根気強く対話して自分らしく働くってどんなことか意味を見出していけるようになるといい」と学生のみなさんにエールを送りました。

 

一人ひとりが自分らしく働ける社会を目指すmanabyの新しいインターンシップはまだ始まったばかり。これからどんな出会いや発見があるのか……!対話を学び実践し続けるmanabyの進化も含めて、引き続きレポートしていきます。

 

3月、4月開催のインターンシッププログラムは参加申込み受付中!
今後の開催予定はこちらより御覧ください。

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