「人生の選択肢をせばめられている人たちの選択肢を広げたい」
学生時代の経験から生まれたこの想いを原動力に、入社直後から積極的に社内のプロジェクトに挑戦し続け、つくりたい未来に向けて全力で駆け抜ける新卒入社2年目の社員をご紹介します。
プロフィール
小泉 晴香
2019年4月新卒入社
就労継続支援B型事業所 manabyCREATORS仙台事業所 支援員
兼 人事チーム
※2021年1月現在
大学では、インドの女性と子どもを支援するボランティアサークルでの活動に力を入れていました。その他、1年休学をして、海外ボランティアに行ったり、日本にあるフードバンクや貧困家庭の子ども向けの学習支援などの活動をしていました。活動する中で、共通して感じたのは、彼らはその環境を自ら選び取ったのではないのに、与えられた環境のせいで、彼らの人生の選択肢がものすごくせばめられているということ。
彼らのように、自分が選択することができない生まれ持った環境で、人生の選択肢を狭められている人たちの選択肢を広げることがしたいという想いを持ち、会社を探していたところ、manabyを知りました。
最終的に、入社したいと思わせたのは、会社説明会でのこと。掲げているミッションに共感してこの会社がいいなとは思っていたけれど、「これは本当なのか?」という疑念は持っていて(笑)それを説明会で、その場にいた人たちが払拭してくれました。働く人たちの想いが伝わって、形だけではなく、本当にこれだけの熱量をもって働いている人がいるなら、この会社は本物だ!と思って。そこが最終的な決め手になりました。
これは、実際に働いてからもそうでした。日々の会話の中に、*クルー(利用者)さんへの愛情を感じたんです。彼らのために、彼らの人生の選択肢をひろげるために、という心からの想いがないと、そんなに簡単に口から出てこない言葉というか。ミーティングでもちょっとした雑談の中でも、言葉の端々にそれを感じるんです。
説明会で感じた熱量を現場で働いている人たちも持っているんだなということを実感して、安心したというか、「よかったな、この会社を選んで」と思いました。
*クルー=サービス利用者のこと。私たちは、利用される方のことを働き方を共につくる仲間と認識し、クルーと呼称しています。
就労移行で支援していた時は、就職できた=彼らが選択肢をつかみ取ったという瞬間でした。就職までの小さなステップアップ、例えば、週4日通所していた人が、週5日通所できるようになったとか。そんな時にも喜びを感じていました。
CREATORSでも、もちろん同じようなこともあるけれど、就職が目標の人ばかりではない。CREATORSの場合は、クルーさんが「自分はこれがやりたいんだ」ということに出会えた瞬間であったり、「自分はこれしかできない…」から、「あ、自分はこれもできるかもしれない」という感覚に変わった瞬間に出会えたりすると、この仕事をしていてよかったなと思えますね。
クルーさんの日々の変化というのは、とても繊細なもの。それを感じられるのは、日々の彼らを見ているからこそ、彼らの苦しみも知っているからこそなんです。
好きだから、楽しいから頑張れます。複数のプロジェクトにアサインされ、大変だと思うことももちろんあります。でもすぐに、「これは、未来のためになるものだな、やろう!」と思える。やりがいだと思える気持ちの方が大きいんです。
”居場所づくり”をしていきたい。
入社して5年までの間で、会社で続いていく仕組や事業をつくりたいということは漠然と思っていたけれど、”居場所づくり”ということを強く思うのは、CREATORS配属になったことが大きいと思います。
見学に来る人たちの中で、本人のニーズと就労支援というサービスがマッチしていないという方も多い。就労を目標とすることが合わないけれど、外との繋がりを必要としている人はたくさんいらっしゃいました。就労支援が専門分野のmanabyは、そうした方々へのアプローチができなくて、そこにもどかしさを感じていて。
そういう彼らにとっての居場所をつくれたらなと思っています。
ソーシャルベンチャーという言葉が、以前より多く聞かれるようになってきて、社会課題解決を目指す会社は、きっと増えてきていると思います。なので、社会の課題解決に関心のある人にとってmanabyが絶対に合っている、とは思わないのですが、manabyは社会を変えるということを本気でやっている。それをミッションに掲げているだけではなくて、一人ひとりがそれを本気でやろうとしているのがmanabyで、それが魅力だと感じて、私は今もここにいます。
HPを見ただけでは伝わり切らないことがあるので、manabyをつくりあげている私たちにぜひ会いに来て欲しいと思います。