就労移行支援manaby では、特別支援学校の生徒に向けたオンライン実習を行いました。

特別支援学校では、生徒の進路選択や社会的自立を促す目的で、就労支援施設や企業での現場実習を行っています。しかしコロナ禍の今年は、企業を訪問することも外部講師を招くこともためらわれる状況でした。今回「どうにか生徒のために開催したい」という相模原市内の先生からのご相談をうけ、manabyのeラーニングと在宅支援を生かしたオンライン実習を企画しました。

参加してくださったのは肢体不自由の生徒のみなさん。eラーニングを視聴し、Excelによる勤怠管理業務を体験いただきました。

そしてこの実習で使用したシートは、manabyでExcelを学ぶ利用者が作成したものです。指先ひとつで勤怠管理ができるように設計されており、マウス操作が難しい生徒もひとりで操作することができました。

担当した支援員は「この実習はクルー（利用者）さんと一緒につくり上げました。生徒のみなさんに喜んでいただけただけでなく、自分が日々努力して身に着けたスキルが誰かの役に立つということ、働くことは社会参加なのだと、クルーさんと生徒さん双方に体感してもらえたことがとてもうれしかったです。初めての試みでしたが、マナビーらしい実習になったと思います」と振り返ります。

manabyでは、これからも一人でも多くの方が「自分らしく働く」ことができるよう、包括的に取り組んでいきます。